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ON SET VIEWING / GRADING

完成イメージの共有は撮影の瞬間から始まる。理想の絵作りにこだわるカメラマンにとって撮影時に色情報を最大限に確保するLOG撮影は大変魅力的だ。既にハリウッドではスタンダードな手法であり、LOG撮影に対応したカメラは国内外を問わず発売されている。しかし、LOG撮影は広いダイナミックレンジを効率的に記録することに特化しており撮影現場で収録されたイメージを確認することには適さない。撮影の現場で完成イメージに近い映像を見たい。「IS-mini」は、わずか 10 センチ四方の小さなデバイス。本体に入力された映像信号を内部に記録された色変換(1D/3D LUT)テーブルに基づきリアルタイムに変換し最適な色をモニタ上で出力するイメージプロセシングシステム。各種LOGカメラからの映像信号を変換して、最終仕上がりに忠実な色再現を行います。
  • LOG撮影時の通常プレビュー
  • IS-miniを使用したLOG撮影時のプレビュー
LOG収録が可能とするダイナミックレンジとは?フィルム撮影とデジタル撮影の大きな違いは解像度と粒子感、そしてダイナミックレンジ。ビデオでは明らかに不足していたこれらの要素は近年のデジタルシネマカメラの進化によって大きく変化している。カラーグレーディングを前提としたLOG撮影で収録された素材は、広いダイナミックレンジを持っており、従来のビデオガンマでは「白飛び」や「黒潰れ」となってしまうディティールを的確に再現する事が出来る。
    LOG撮影のダイナミックレンジを生かした画像比較
  • Rec.709
  • LOG撮影

理想の絵作りを強く願うユーザーが撮影現場で求めるプレビューとは?

撮影の現場で思い描いたイメージをリアルタイムに確認

撮影現場でLUT情報を反映した状態をリアルタイムにプレビュー。
さらに、カラーバランス、彩度、明るさなどをPC(Win/Mac)から調整し現場でルックをきめ細かく決めることができます。
撮影に使用するデジタルシネマカメラ用に事前に生成した色変換テーブルをIS-miniにインポートして撮影現場に持ち込めば撮影現場のモニタ上において後工程で再現される色に近い精度の撮影カメラプレビューが可能となります。

機種の異なるカメラ、モニタでの正確なビューイング

メーカーや機種を問わずカメラの色を同一にする為に必要なカラーマネージメント機能IDT(Input Device Transform)の高精度作成システムを独自技術により開発。さらにIS-mini Managerでは各メーカー、各機種に対応したLUTを提供し主な撮影モードをカバーしています。
また、単体利用においてはモニタキャリブレーションやカメラビューイングが可能。マルチカメラにおいては、それぞれのカメラ向けに色調整を独立して行うこともできます。カメラ、モニタそれぞれ各社に対応したキャリブレーションを行うことが可能です。

高精度なモニタキャリブレーション

モニタキャリブレーション機能を搭載し、撮影に用いられるカメラ、表示用のビデオモニタと最終的な出力のプロジェクターなど、異なるメディアのモニタの誤差を補正しながら高い精度での色再現下でのビューイングを実現。モニタを測色計で計測した数値をPCに取り込み、作成した色変換テーブルを記録されたIS-miniを映像出力機とモニタに接続することでモニタのキャリブレーションができます。
またIS-100で使用・生成した色変換テーブルが記録されたIS-miniをポストプロダクションで使用するモニタと映像出力機器に接続すれば撮影現場で監督が意図した色再現がモニタ上で正確に再現されるため、作業の効率化にもつながります。
さらに、イメージ通りに調整されたルックはBlackMagic design社 DaVinci Resolve形式の.cubeファイルを出力することも可能です。

  • メーカー:TVLogic

    モデル:LQM-171W

    条 件:設定なし

    測定器:PR-655

  • メーカー:TVLogic

    モデル:XVM-175W

    条 件:カラースペース:ネイティブ
    ガンマ:2.4
    ホワイトポイント:D65

    測定器:PR-655

ルックの追求を強力にサポートする様々な機能

    フィルムルックシミュレーションの作例
  • Film Look:ETERNA500
    Rendering:FujiPrint

  • Film Look:ETERNA500
    Rendering:AMPAS RRT WGR5.2

  • Film Look:F-64D
    Rendering:AMPAS RRT WGR5.2

フィルムルックシュミレーション機能

デジタル撮影による映像上で、FUJIFILMのETERNAシリーズをはじめとする15種類の
異なるネガフィルム色調映像を再現。
また「IS-mini Manager」は各メーカーのカメラに対応したLUTを提供。
カメラプロファイル(カメラ30機種)と組み合わせると、なんと2万通り以上の組み合わせの
LUTが利用可能です。

  • ※「IS-mini Manager」IS-Lut設定画面

  • 〈フィルムルックシミュレーション機能で
    デジタル再現可能な映画撮影用ネガフィルムの一部〉

エクスポート機能

監督のイメージ通りに調整されたルックをグレーディングシステムや合成ソフトなどの機器へ正確に伝えるために必要なLUT(色変換情報)を正しく出力(エクスポート)することができます。

IS-miniでオンセットグレーディングし作成されたLUTデータはBlackmagic Design社のDaVinci Resolve用のLUTとして「IS-mini Manager」で出力することが可能です。

※「IS-100」を使用すると、Da Vinch以外の他社グレーディングソフト
に対応したLUTファイル出力も可能です。

※「IS-mini Manager」color collection画面

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