静止画からの3DLUT作成

WonderLookProでは、静止画を利用して、画像変換機や画像変換ソフトウエアの処理を3DLUTとしてエミュレートすることができます。

SDIの入出力を持つ画像変換機の3DLUTはIS-miniX2台を使用します。グレーディングソフトなどソフトウエアベースの変換はDPXを利用して3DLUTを作ることができます。


1.SDI入出力変換機の3DLUT作成

下記構成で接続します。



入力側のIS-miniXを選択し、Image to Create LUTを再生させます。


まずは静止画表示領域の上のコンボボックスをクリックします。



下記ダイアログが表示されたら、LUTColorのImage to create LUTを選択して閉じます。




①"Image to Create LUT"が読み込まれていることを確認

②NoLUT、No Scalingになっていることを確認(なっていなければNO LUTボタンを押す)

③システムトーンカーブが45°の直線になっていることを確認。(なっていなければLMTのリセットを実行)

④Sendボタンを押してIS-miniXから画像再生

以上で、Input側の準備は完了です。



次にIS-miniXをOutputに切り替えて、

①Liveボタンを押します。

②処理後のImage to Create LUTが受信できていることを確認します。

③Captureボタンを押すと、LUTの保存ダイアログが開きます。名前を付けて保存すれば、.cube形式のLUTが生成されます。



2.ソフトウエアの色変換の3DLUT作成

下記プロセスにより作成します。

① "Image to Create LUT" の画像をDPX形式で保存します。

②Grading Softwareに取り込み、処理を行い、DPX形式で書き出します。

③WonderLookProに読み込みます。



処理後の"Image to Create LUT"のDPXファイルを読み込んだら、

①Menuボタンをクリックします。

②Create LUT from Imageを選択します。

以上で3DLUTが作成できます。