Rendering Selection Dialog
レンダリング設定画面
①メインのレンダリング
ここでは、シーンリファードの色をアウトプットリファードに変換する、メインとなるレンダリングの設定を行います。
設定を行う場合は、エリア左上のボタンをクリックして、コントロールを有効にして下さい。
最初のカラムがレンダリングのターゲットとなる色空間の選択で、選択された色空間の中に納まるように最適なレンダリングが行われます。
2番目のカラムがレンダリングの本体です。ACESのRRTを初めとして、プリントフィルムエミュレーションや、カメラの709再現等が選択できます。レンダリングのターゲットによって選択可能な項目は異なります。
②フィルムルック
ここでは様々な映画用ネガフィルムのルックのエミュレーションを選択できます。メインのレンダリング無しに、フィルムルックのみ選択することも可能です。
下記に、FUJIFILM製ネガフィルムの説明を記載します。
Type |
Characteristic |
F-64D |
ETERNA500よりも全体的に硬調、⾼彩度。⾊のヌケ、鮮やかさが特⻑的な再現。 |
ETERNA Vivid160 |
ETERNA500よりやや硬調なコントラスト。特に⻩⾊の発⾊に特⻑を持った再現。 |
ETERNA Vivid500 |
ETERNA500より硬調なコントラストで彩度が⾼い再現。 |
ETERNA 250 |
ETERNA500よりやや軟調な再現。 |
ETERNA 250D |
ETERNA500よりもやや彩度が⾼い再現。 |
ETERNA 500 |
富士フイルム撮影用ネガフィルムのスタンダードタイプ。中庸なコントラストと彩度の再現。 |
ETERNA 400 |
ETERNA500よりも全体的に軟調なコントラストで彩度が低いしっとりとした再現。 |
REALA 500D |
ETERNA500と同等なコントラストでかつ色が明るく彩度が⾼い再現。 |
ETERNA Vivid 400 |
ETERNA500よりも全体的に軟調かつ⾼彩度の再現。フィルムでは技術的に作ることができなかった絵作りをデジタルで表現しました。 |
③ガンマ
全体のシステムカーブの硬さを選択します。1.0がデジタルシネマの基本ガンマです。TV放送向けは0.8など、やや軟調な設定が好まれます。